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しゃっくり

みなさん、こんにちは、院長の田中です。
10月には秋祭りがあり、院長はみこしをかついだために声が枯れ、全身が痛くて大変でした。
これからますます冷え込みが増してきます。インフルエンザの予防接種も始まりました。みなさん健康にはくれぐれもご注意ください。
今回の特集ではしゃっくりを取り上げます。
それはしゃっくりが続く患者さんが来院されたからなのです。日常で経験されていて、病気という認識は薄いと思いますが、なにか原因となる病気が隠れている場合もあります。持続する場合は気をつけてください。


しゃっくりとは?

しゃっくりは何らかの原因で横隔膜がけいれんしておこります。
横隔膜というのは、肺の下にあり、おなかと肺をへだてている筋肉のことです。
横隔膜がけいれんすると、声帯の筋肉が収縮します。狭くなった声帯を急激に吐く息が通るために、「ひっく」という音がします。ほとんどの場合、長くても数時間たてば止まるため、体に害はありませんが、長時間続いたり頻繁に出る場合には、睡眠障害や食欲低下の原因になります。


しゃっくりの原因

しゃっくりの原因は、早食い、大食い、飲みすぎ、タバコの吸いすぎ、それらに伴う急性胃拡張、胃炎などが知られています。ほかに精神的ストレス、睡眠薬や抗がん剤などの強い薬の副作用などがあります。

  • 横隔膜の直接刺激によるもの
    胃がんや食道がんなどの消化管腫瘍、消化管の炎症
  • 消化管の刺激によるもの
    過度の飲食・刺激物の摂取など、腹部の手術後
  • 中枢性しゃっくり
    中枢神経が刺激されて起こる場合(アルコール中毒、脳腫瘍、脳血管障害など)
  • 末梢性しゃっくり
    横隔神経が刺激を受ける場合(肺炎、胸膜炎、気管支喘息など)


しゃっくりの薬物療法

  • 向精神薬~クロルプロマジン内服
  • 抗けいれん薬~クロムナゼパムの内服
  • 消化器官用薬~メトクロプラミド内服
  • 漢方薬~芍薬甘草湯(こむらかえりに効く漢方です)


しゃっくりの止め方

昔から息を止めるとか、びっくりさせるとか、柿のへたを煎じて飲むと良いとか言われていますが、いろいろ調べてみまして、よく記載されているものをピックアップして紹介します。順不同で、どれが一番効くのかは個人差もありますし、あくまで参考にしてください。

  1. コップ一杯分の水を飲む
    ただ普通に飲むのではありません。コップの手前から飲むのではなく、コップにに覆いかぶさるような姿勢で、コップの向こう側から飲むのです。
  2. 「だいず~~」と言わせる
    「豆腐は何でできている?」と質問して、「だいず~」とず~をできるだけ長めに言わせるのです。どうしてでしょう、理由はわかっていません。質問形式にすることだそうです。
  3. スプーン一杯分の砂糖を食べる
    一杯分の砂糖をのどの奥に放り込み、そのまま飲み込むというやり方です。舌の上でよく溶かしてから飲み込んでもいいそうです。
  4. 柿のへた
    柿のへた5~10gを刻み、水300ccを加えて半量まで煎じ、煎じ汁を温めて服用。しょうが汁をいれると飲みやすい。
  5. 舌をひっぱる
    ガーゼのようなもので舌をつかみ、30秒ほど強く引っ張るとよい。


最後に…

民間療法としてまだまだあるようなのですが、止める方法はこれくらいにしておきます。
たかがしゃっくりなのですが、長引くときは医師に相談してください。病気が隠れているかもしれません。

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