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誤嚥(ごえん)

みなさん、こんにちは、院長です。
3月に入りましたが寒さがまだ残っており、インフルエンザもピークは過ぎたようですがまだ流行してますのでご注意ください。

今月の特集は誤嚥をテーマとしました。
だれでも食事のときに一度はむせたことはあると思います。高齢になるにつれて飲み込みの反射が鈍くなったり、病気のためにむせてしまうこともあります。
誤嚥すると肺炎を起こしやすいので特に高齢者では注意が必要になってきます。
今回は誤嚥の原因や予防について書いておりますので参考にしてください。


誤嚥(ごえん)とは?

水分や食物を口から取り込んで、咽頭から食道・胃へと送り込むことを嚥下(えんげ)といいます。
これがうまくいかなくなり、水や食べ物、唾液、胃液などが誤って気管に入ってしまうことを誤嚥といいます。
誤嚥すると正常ではむせが生じます。
しかし、むせない、咳さえ出ない、また、眠っている間に唾液を少しずつ誤嚥している場合は注意が必要です。


嚥下障害とは?

「食物を口の中で噛み砕く」→「舌を使って口の奥に送り込む」→「嚥下する」といった流れで食事をします。
この時、口の奥の天井の部分(軟(なん)口蓋(こうがい))が鼻腔を塞ぎ、気管のふたである喉(こう)頭蓋(とうがい)が閉じます。
これによって口の中のものが気管や鼻に入り込むことなく、食道から胃へと送り込まれます。
脳卒中や脳神経系や筋肉に障害を生じた場合、一連の動きに支障が起こるのが嚥下障害です。
また、高齢になると全身機能の衰えに伴って嚥下機能も低下し、誤嚥を起こしやすくなります。

飲み込もうとする前にむせる:右図【1.2】の場所に原因がある
飲み込んだ時にむせる:右図【3.4】の場所に原因がある
飲み込んだ後にむせる:右図【2.4】の場所に原因がある


こんな症状が一つでもあてはまれば嚥下障害を疑ってみましょう

  • よく熱を出す
  • 食べる量が減った
  • 食べられない・飲み込めない
  • 食事の好みが変わった
  • 食事中や食後にむせ込みや咳が多い
  • 食後に声がかすれる
  • よく咳が出る。寝ている時に咳込む
  • 喉の違和感や残留感がある
  • 食事時間が長くなった
  • 体重が減少した。しんどさがある


誤嚥性肺炎とは?

誤嚥に引き続いて発症する肺炎のことで食物や胃液または、唾液を誤嚥し咳反射などで、これを排除できないとき、また、体力が低下している時に発生します。
誤嚥時は食物や唾液だけでなく細菌も一緒に肺に流れ込むため、この細菌が肺の中で増殖して誤嚥性肺炎が起こります。
要因:『口腔内細菌の増殖』『誤嚥』『免疫力の低下』
この肺炎は食事摂取と関係なく発症することも多くあります。
汚染された唾液を誤嚥する、胃食道逆流が原因で胃内容物を誤嚥するなどがあります。


むせを防ぐには?

嚥下機能の低下を防ぐ

簡単な体操を行うことによって食事に必要な口・舌・頬などの筋肉を刺激し、唾液の分泌を促し、飲み込みにくさやむせ返りの軽減が図れます。

食事内容を工夫してみる

●物をかみ砕くのに問題がある場合
きざむ、軟らかく煮る、マッシュポテトのように押しつぶした状態にする、などで食べやすく
例)きんとん、ポテトサラダ など
●噛んだ物を再度まとめるのに問題がある場合
口の中でまとめることができないので、細かく刻んだものは逆にパラパラしてむせやすくなります。
一口大に切る、軟らかい状態にする、とろみをつける。
●嚥下に問題がある場合
固形物でむせることと、水でむせることがあります。
固形物でむせる場合は、軟らかくしたり、とろみをつけたりすると食べやすくなります。
※とろみがつけられる増粘剤は市販されています。
※唐辛子の辛味成分「カプサイシン」が嚥下機能を改善してくれるため、唐辛子を含んだ食事がよいと言われています。
誤嚥しやすい < 弾性がある>もち・かまぼこ・こんにゃく・飲むゼリー・寒天製ゼリー
< パサパサして水分が少ない>ゆで卵・焼き芋
< 水分が多い>汁物 など

●食事の時の姿勢
食事の際は、前かがみの姿勢をとりましょう。
上向きでは飲み込みにくく、また気道のふたが閉まる前に食物が滑り落ちて誤嚥する危険性があります。
胃液の逆流を防ぐためにも、食後は最低でも30分は座っておきましょう。軽く散歩もいいです。
●口の中はいつも清潔にしておきましょう
口の中は肺や胃腸の入り口です。適度な湿度と温度が保たれている口の中は細菌にとって居心地よく、歯磨きやうがいを怠るとすぐに細菌が繁殖します。
そのため、歯磨きをしっかり行い、舌も清潔にして口の中の細菌を繁殖させないこと、そして、肺へ運び入れないことが重要です。
食事をしていない口は意外に汚れていますので、食べていなくても歯磨きうがいは行いましょう。
※義歯がある場合
毎食後義歯を外して洗浄しましょう。
義歯洗浄時は、義歯用歯ブラシまたは軟らかい歯ブラシで、ヌメリがなくなるまで洗うようにしましょう。
※一般の歯磨き粉には研磨剤が入っていることが多く傷つきやすくなりその傷の部分が細菌の温床となってしまうので使用しないでください。
夜間は、寝る前に外してよく洗い、水につけておきましょう。
入れ歯洗浄剤の使用でもよいです。

コメント(55)


2012年10月17日

 家族61歳男性(脳梗塞3回、脳出血1回)の場合ですが、食事中に確かに咳、むせが多い、特に夜眠っている間にせきがどんどんひどくなっています。嚥下なのか、単に風邪をひいているのかわかりません。
本人はかたことしか話せず家族もわからずじまいです。風邪と嚥下の見分け方を教えてください。

投稿時刻 15:33 | サハラ

2012年10月17日

風邪と誤嚥の鑑別ですね。厳密には言えないですが参考になるかと思います。まず風邪は自然経過でも治りますし、風邪薬をのめば改善しますが、むせは繰り返し起こるので経過が長くなります。再発を繰り返しますね。痰が出たときによく観察してください。その中に食べ物成分が混ざっていれば誤嚥です。食事の最中または直後に症状が出やすいと誤嚥を疑います。脳梗塞が基礎にあって食事中に咳・むせが多いとのことですのでやはり誤嚥ではないでしょうか?夜眠っているときは唾液でむせるのです。

投稿時刻 23:03 | 院長 田中

2013年3月6日

 免疫力についてお尋ねします。以前誤嚥について教えてもらいました。その1週間後父は誤嚥性肺炎になりました。その後は完全に寝たきりとなりました。今は肺炎予防だと言われています。まだ若いので肺は元気だと思うし、体力もあると思うし、風邪1つひきませんが、やはり年中寝たきりで車椅子移乗も難しい状態です。免疫力が落ちて何か病気にでもなってしまうのでしょうか?

投稿時刻 10:23 | サハラ

2013年3月6日

免疫が低下して起こりやすい病気は感染症です。寝たきりの場合ですと呼吸器か尿路感染が多いのです。あと寝たきりですと血液循環が悪いので血栓ができやすくなります。
脳梗塞の再発も可能性としてありますが、今は予防内服をされていると思います。他には皮膚病として帯状疱疹というウイルス感染症の可能性、臀部に床ずれができやすくなります。

投稿時刻 12:59 | 院長 田中

2013年4月17日

 ブレタールを飲んでいます。また褥瘡も時々できるので、薬を塗っているところです。以前にも増してむせ、咳ばかりです。心配で自分が通う皮膚科の看護師さんに尋ねてみました。「誤嚥があっても、心臓が元気であれば、大丈夫。」でした。むせ、咳が多くても本当に大丈夫でしょうか?あんまり多いので、こちらも助けようがありません。訪問看護師はたんきゅういんの必要性はなし、でした。精神科からはリーマスをげんりょうするように、と指示があり、2日に1度、1粒(100)飲む程度に抑えました。しかし数年この薬を飲んでいたので、もう体に蓄積でもされてしまったのか?と疑問に思いましたが、過去に血液検査で数値がかなり低かったので、問題はなかったと思います。1度めの梗塞で器質性の精神病も患っています。

投稿時刻 12:01 | サハラ

2013年4月17日

むせと咳のご心配ですね。物は考えようとも言います。咳やむせといった防御反応が出ている間は大丈夫、むしろでなくなって誤嚥してしまうほうがよっぽど危ないのです。
ただ熱が出る、痰が増える、食事が怖くて食べれずにやせていく・・・などの問題があるのなら大丈夫とは言えません。訪問看護師さんが吸引必要なしなら現時点ではそれほど心配はいらないと思われますが。今後注意深く見守っていく必要はあります。
誤嚥予防には唐辛子がいいんですよ。食事で摂れないなら唐辛子の成分であるカプサイシンフィルムを食前に服用するという方法があるようです。私は最近ネットで知ったばかりで詳細は知りません。
必要であればまた調べてみます。

投稿時刻 23:57 | 院長 田中

2013年4月22日

 最近ですが、わかめを食べた後や豆を食べたあとに喉の奥にひっかかってでもいるのか、ゼーゼーと苦しくなるときがあります。仕事もバリバリにしております。しかし今年で65歳になります。肺炎でもなってしまったらと思うときがあります。病院を受診したほうがいいでしょうか。

投稿時刻 14:32 | ますみ

2013年4月22日

ますみ様、コメントありがとうございます。耳鼻科を受診されることをお勧めします。
喉頭まで診ていただいて異常がなければ呼吸器科を受診しましょう。

投稿時刻 23:55 | 院長 田中

2013年6月7日

 父は1年前から熱い食べ物が苦手となり、少しさました状態で食べさせていました。きのう、うどんを食べさせたところ、麺が唇にあたり、なんだかやけどをしたようになりました。唇は白くなっています。寝てばかりいると、こうなるんでしょうか?

投稿時刻 11:49 | サハラ

2013年6月9日

臥床が長いことと唇が白く変色することの因果関係はないように思います。

投稿時刻 00:30 | 院長 田中

2013年10月3日

現在、父親(80歳)がある病院で誤嚥肺炎で入院しています。肺炎は直りつつあるのですが、誤嚥が一向に改善されません(認知症あり)。現在、点滴で栄養を入れている状態です。会話も出来るのですが、だんだん体力が無くなって来ているのが分かります。何とか口から食べる事は出来ないのでしょうか?体力を付けたいのですが・・・。

投稿時刻 16:19 | 匿名

2013年10月3日

まず誤嚥の原因がどこにあるのかです。認知症があるとのことですが、脳血管障害があればむせやすくなります。咽喉頭に問題があれば嚥下反射が悪くなります。病院に耳鼻科があれば嚥下機能をチェックしてもらってください。嚥下機能が低下しているようでしたら嚥下訓練の指導を受けたらよいでしょう。言語療法士がいる施設でしたら、嚥下のリハビリをしてくれます。
あとは特集に書いていますように、食事内容の工夫、嚥下時の姿勢など注意してください。
誤嚥を軽減する薬物療法もあります。ACE阻害剤という降圧剤、漢方の半夏厚朴湯、脳血管障害があるならプレタール内服を投与します。

投稿時刻 21:01 | 院長 田中

2013年10月16日

 始めて書かせていただいてから1年になります。稀に貧血になったり、すぐに脱水を起こしてしまうことです。脈が120ぐらいだと訪問のお風呂は中止となります。微熱はよくあります。むせは相変わらず多く、仕方ありません。1年まえと比べるとかなりぼおおおとしているので、脳外科を受診。異常なしでひきつけでもおこしたのかも?でおしまいでした。むせは仕方ないとしても、飲ませたつもりでも、そんなにすぐに脱水をおこすもんなんですか?

投稿時刻 14:03 | サハラ

2013年10月16日

診察をしないとわかりませんが、水分をとっているのであれば簡単には脱水にならないように思います。
発熱がある、発汗が多い、薬のせいで尿がたくさん出るなどの脱水になりやすい要素があるのであれば理解できます。これくらいの返事しかできずすみません。

投稿時刻 23:29 | 院長 田中

2013年10月17日

 父親は1日1500カロリーぐらいの食事を口から食べています。寝てばかりの人ではこれぐらいのカロリーでいいと思うのです。ただ看護師さんが便のりょうが少ない、と言われ、便秘でもなさそうだ、と首をかしげています。食べておれば便の量が少なくても問題ありませんよね?

投稿時刻 15:07 | サハラ

2013年10月18日

カロリーは足りていますし、便の量が少なくても出ておれば問題ないでしょう。

投稿時刻 00:23 | 院長 田中

2013年11月17日

 私のことす。最近特に誤嚥が、起きて食事をしている時にひどくなり始め、一緒に食事をしている家族から、大丈夫?と、よく言われます。食べた物を吹きだしたり、水でむせ返ったりしているのですから。寝ている時はいびきが凄いらしい、私自身は、全く知らない世界らしいです。寝ている時は無呼吸症候群として、脳波検査も受けております。その上、今から約7年前にパーキンソン病の診断をされ、字を書けない、普通の会話も出来ないこの私です。順序が逆になって申し訳ないですが、初めての手紙です。

投稿時刻 21:33 | 山田  透

2013年11月18日

山田様、お問い合わせありがとうございます。
教えて頂きたいことがあります。年齢、睡眠時無呼吸症候群は中枢型か閉塞型か?無呼吸の治療はどうされていますか?
耳鼻科的に嚥下機能の検査をされていますか?

パーキンソン病があるとのことですので、脳に問題があるのでしょうか?
パーキンソン病は詳しくありませんので、誤嚥との因果関係につきましては調べてみます。

投稿時刻 13:48 | 院長

2014年2月9日

 冬場なのか水分をとりがたりません。1日1.5ℓぐらいは必要だと思うのですが。無理矢理飲ませたほうがいいですか?よく脈が120~になったり、稀に血圧が70、57になるのは、脱水もしくは自律神経だと主治医から言われます。ヘルパーさんには本人が「いらない」というらしく、家族が無理に飲ませると、よく吐き出してしまいます。うまく飲み込めないわけです。ゼリーを多くとるのがいいのでしょうか?
食べるほうはしっかりしています。

投稿時刻 11:07 | サハラ

2014年2月12日

脱水があるのであれば水分は積極的に摂る必要がありますが、その場合でも無理やり飲ますのではなく少量ずつ回数を分けて飲ませたほうがよいでしょう。うまく飲み込めないのであれば、とろみ剤を混ぜて飲みやすくする工夫をしてみてはどうでしょうか?ゼリーは食べやすく良いと思います。

投稿時刻 23:55 | 院長 田中

2014年2月14日

田中先生御侍史様
初めてコメントいたします。老人ホームに入所している父が
18時の夕食時に咳込み ケアワーカーの方が様子見にいくと口から膿痰を多量にだしていたそうです。
咳・会話も可能でしたが。ダラダラ出る鼻水・痰のような物が23時まで続いたそうです。
私は誤嚥で、誤嚥性肺炎仁なる可能性があると思うのですが、
どのようなことが考えられますか?また今後どのようにした方がよろしいでしょうか?
ご教示いただければ幸いです。

投稿時刻 01:33 | ささよし

2014年2月15日

ささよし様、ご心配のことと思います。
むせて咳込んだものと推察しますが、膿性痰は急に出るものではありませんのでもともと膿性痰が出ていたのかもしれません。かなり長い時間にわたって症状が続いていましたので誤嚥している可能性が大きいです。熱が出ないか時々検温をしてください。熱が出るようなら抗生物質投与が必要と思われますので診察を受けてください。
今後の食事についても同様の事が起こらないか見守りが必要ですね。何が原因で咳き込んだのか食べ方に問題がなかったのかを検証する必要もありそうです。
参考にしてください。

投稿時刻 00:18 | 院長 田中

2014年3月22日

81歳の男性です。脳梗塞から認知症になり現在介護付き老人ホームにいます。
経口摂取は無理となり胃瘻になっています。つばのの見込みが出来ずたえず口の中また奥の方に唾が溜まっているようです。自分でなんとか出そうとするのですが、いままで出していたのですが最近は体力が落ちてきたためかなかなか出すことが出来ません。咳き込んでくるしそうですが、どうすることも出来ないのでしょうか❓このまま進むと唾が肺の方に入り誤嚥生肺炎を起こすようになるのでしょうか❓今の所熱が出てもお薬で下がってはいます。
ここにたどり着きました。混乱は時々ありますが、会話は成り立ちます。ほとんど寝た切りに近い状態です。よろしくお願いします。

投稿時刻 21:47 | きみ

2014年3月23日

つばが出せないでむせているために咳が出ているのでしょうね。吸引するしかないと思います。ただその都度吸引するとなると回数がどのくらいになるかで負担になるかもしれません。熱が出ているのは誤嚥している可能性を疑います。つばの中にも雑菌がいますので感染源となります。口の中を清潔にしてください。口腔ケアが予防に重要です。つばがむせても熱がでないなら肺炎のリスクは低いです。

投稿時刻 23:52 | 院長 田中

2014年4月16日

 父は30代のころから高血圧症でした。10年まえから血圧の薬をずっと飲んでいましたが、最近薬を飲むとうんと血圧が低くなることから、血圧の薬が中止となりました。高血圧症が治る?ということってありえるんですか?寝たきりだと治る??
 また今年になってから胃腸炎を長く患っています。やはり寝たきりだとなりやすいのでしょうか?ビオフエルミンが欠かせません。

投稿時刻 22:36 | サハラ

2014年4月19日

高血圧は改善することがあります。一般論から書きますと食生活などの生活習慣が是正されること、肥満の方がダイエットされたときがそうです。気温の変化でも低ければ血圧は上がりますし、夏には下がります。
お父さんの場合はこれらに当てはまらないように思います。加齢とともに下がる人もいますが、降圧剤が不要になるということですので、心臓の拍出量が低下すると血圧が下がるので心疾患がないかどうかです。活動しているときは交感神経が緊張しますので血圧が上がりますが、寝たきり状態ですと交感神経の緊張が少ないので上がりにくくなります。
胃腸炎と寝たきりの関係はわかりません。

投稿時刻 00:39 | 院長 田中

2014年6月8日

誤嚥について質問します。

誤嚥自体は誰にでもよくあることだと思いますが、では誤嚥してしまったときにどうすればいいのか、そこを説明できているサイトがありません(たとえば胃ガン検診でのバリウム誤嚥とか)。
「即、肺を切開して異物を取り出さなくてはいけない」とか「放っておいても自然と排出されるから心配いらない」とか、そういう説明が全く無く、どのサイトもただ「肺炎になる危険性がある」とか「誤嚥しない方法」などの片手落ちな説明ばかりで役に立ちません。ぜひ教えてください。

また、「咳込む」とか「むせる」とかいうのは、誤嚥を防ぐための反応なので問題無いはずだと思います。
むしろ誤嚥しても咳込まないことの方が問題であり、「咳込む」こと自体を問題視して「咳込まないようにする」というのは間違っていると考えますが、どうなんでしょう?

投稿時刻 17:11 | ピカチュウ

2014年6月8日

誤嚥してしまったときにどうしたらよいのか?
誤嚥した内容と現在どこまで達しているのか?によって対応は異なると思います。誤嚥しても咳反射があり自然に喀出されれば問題ないです。肺にまで達してしまうと喀出は困難なので、気管支鏡で取り出すことになります。薬をシート毎誤嚥したとか、歯科治療中に器具を誤嚥したとかを取り出した経験があります。
食べ物に関しては肺炎を起こすリスクがあります、痰と一緒にある程度は喀出されるでしょうが取り除くことは気管支を閉塞させているなどの状況にもよります。
誤嚥しても咳き込まないほうが問題です。咳をすることで喀出しようと働くので咳止めの処方は逆効果です。誤嚥防止の薬として降圧剤を使うことがあります。この薬は副作用として咳があるので、咳反射を亢進させて誤嚥時の反射を促すのです。

投稿時刻 23:22 | 院長 田中

2014年8月8日

脳梗塞のカウントに仕方ですが、1回目は病院で入院し処置をされましたので1回目の脳梗塞と確認。次ですが、本人に自覚がなく、たまたま病院のMRIでたくさんの血管がすっかり映らなくなっており、慌てて大病院へ行きましたが、「バイパス手術なんてできない。」と言われそのままに。2回目の脳梗塞とカウント。次に手足の震えがあったため脳外科を受診。MRIにはうつらず、認知症があったため入院はできないと言われ、帰宅。しかし手足が衰え結果的には寝たきりに。それで3回目の脳梗塞と自分でカウントしました。3回と数えてあっていますよね?最近の様子は脳虚血発作を時々起こすぐらいです。

投稿時刻 19:38 | サハラ

2014年12月9日

時々食事注意にむせていた母が、9月下旬息苦しくなり、病院で診察したところ酸素の量が低く、入院となりました。ハイの機能が弱く、酸素吸入を退院後もしなけれなならないことは家族で了承したのですが、入院中に誤嚥による肺炎(高熱)をおこしたため絶食となり、体力が低下し、絶食を解かれたその後の少ししてまた肺炎(高熱)をお越し、絶食が続いています。絶食して1週間した本日、誤嚥は将来も治らないので鼻からくだおいれるか、胃にパイプを付けるしかないので、決めて欲しいと言われました。入院し、体力が落ちて体の機能が落ちることとなり、本人の体が悪いように言われても納得が行きません、現在の内科担当から耳鼻科に担当してもらったほうがいいでしょうか。また、セカンドオピニオンをした場合は、入院ができるのでしょうか、同じ判断の場合は、受け入れ病院がなくなるのでしょうか

投稿時刻 23:22 | スノーマン

2014年12月12日

返信が遅れてすみません。誤嚥性肺炎がきっかけで呼吸不全状態となり、食事を再開しても誤嚥をするために絶食にされているという状況ですね。まず誤嚥の原因が何かという点です。そして嚥下機能が回復するのかどうかです。ここは耳鼻科の先生の判断が必要で、また言語聴覚士による嚥下機能回復リハビリを導入すべきです。鼻から管を入れる方法はお勧めできません。栄養は入りますが、この方法でも誤嚥します。胃瘻でも誤嚥が絶対ないとは言えません。栄養を入れながら機能回復を図るのであれば、高カロリー輸液という方法もあります。セカンドオピニオンで入院できるかどうかは受診される病院の体制によりますので、地域連携室があれば相談されてもよいでしょう。年齢にと全身状態にもよりますが、手術により誤嚥しないようなやり方もあるのでまずは耳鼻科を受診しましょう。

投稿時刻 23:54 | 院長 田中

2015年4月17日

花粉症を長年患っておりましたが、最近の雨続きもあって第2ヒスタミン系薬剤を飲むのをやめていたところ、タイミング悪く風邪を引いた事で喉の腫れと鼻水が止まらなくなりました。その際に水を飲む事が苦手になり(飲めるのだが、飲み込みにくい。食べ物は飲める。)、定期的に喉に痰が絡むような感覚(実際に出てくるのは透明な鼻水みたいなもの)があります。夜中に痰が絡むような感覚でむせこみ、今も寝付けない日々が続いており、先生のご意見をお願いしたい次第です。

投稿時刻 02:31 | サムライ

2015年4月17日

鼻水が喉に落ちてきている現象(後鼻漏)があるのではないでしょうか?特に夜間は気がつかずに流れ込みが多くなります。耳鼻科受診をお勧めします。

投稿時刻 14:07 | 院長 田中

2015年6月13日

初めてコメント致します。
42歳です。
昔からむせやすい傾向があります。
一昨日夕食でとうもろこしを食べていて、どこかに入り込んでしまった感があり、いつも以上にひどいむせが起こりました。咳き込みながらゼーゼーする感じで、収まった後は声が枯れていました。
その後夜喉が痛くなり、昨日は身体がだるくふらふらし頭痛もあり、発熱していました。
風邪なのかと思っていたのですが、誤嚥が原因ということも考えられるのでしょうか。
解熱剤で熱は下がりましたが、胸、喉にに少し違和感があります。
症状がおさまれば放っておいて良いのでしょうか。
それとも医者にかかった方が良いのでしょうか。
アドバイスお願いします。

投稿時刻 13:10 | OL

2015年6月14日

発熱はや喘鳴があるので誤嚥して気管支炎または肺炎をおこしてる可能性が否定できません。
受診して炎症反応をみてもらったり、レントゲン撮影を受けましょう。

投稿時刻 15:02 | 院長 田中

2015年8月9日

90歳台の同居の母についてアドバイスをお願い致します。2日前、入浴後、水分摂取後誤嚥し鼻と口からだらだらと透明な液体をだし、その中には夕食の食物が含まれていました。翌朝、元気がなく37.8°の発熱で、誤嚥性肺炎を疑い内科を受診しました。右肺に白い影があり、CRP4.2、WBC1570000でした。ジエニナック200mgを1日2錠で経過観察し、3日後に影が広がっていたら入院をしましょう。という医師の話でした。現在、嚥下せず、飲み込んだことを確認して通常に近い量の食事をとり、状態は良いように見えます。飲食時の注意や3食後の歯磨き(全部自分の葉)、GUMでのうがいを心掛けていても、完治は不可能で、余命も短いのでしょうか?また、いったん肺に入ったものは分解や吸収されず、細菌の住処となって数か月後には再発し徐々に体力が低下してしまうものなのでしょうか?毎日、大声で歌を歌っているのです。よろしくお願いします。

投稿時刻 23:43 | みかん

2015年8月12日

現在経過は良いようですし、以前と同様にむせずに食事ができているのであれば大丈夫でしょう。
誤嚥した食物が異物となって気管支に残留した場合、熱が続いたり痰が出て長引くことはあります。
通常は痰と一緒に吐き出されるようになっていますので、誤嚥したことがきっかけで再発することはありません。ただしご高齢ですので、寝ている間に唾液に含まれている雑菌を誤嚥して肺炎を起こす場合がありますので口腔ケアはしっかりとお願いします。
毎日大声で歌うことは口腔筋力を鍛えるうえでいいことですよ。ぜひ続けてください。

投稿時刻 23:44 | 院長 田中

2015年8月28日

田中先生、アドヴァイスを大変有難うございます。むせずに食事ができれば大丈夫だという先生のアドバイスで安心しました。先生のアドバイスに従い、口腔内の清潔(1日4回の歯磨き及び就寝前のデンタルリンスでの口ゆすぎ)、大声で歌を歌うこと、姿勢に気を付けての食事をすることを毎回忠実に履行します。本当に助かりました。今後とも宜しく御願い致します。

投稿時刻 09:54 | みかん

2016年1月29日

44歳ですが、最近唾液が気管に入り咳込むことが頻繁にあります。
この場合はどのように対処すれば良いのでしょうか?
また医者にかかる場合は何科に行けば良いのでしょう?

投稿時刻 18:52 | ぴと

2016年1月31日

44歳の年齢でむせる、誤嚥するというのはなにか器質的な病態があるのかもしれません。耳鼻科で嚥下機能の評価を受けてください。嚥下に関わる神経障害がないかなど診断してもらう必要があります。
声が出にくいということはないでしょうか?

投稿時刻 18:22 | 院長 田中

2016年2月2日

回答ありがとうございます。
声が出にくいと言う事はないと思うのですが…
因みに現在歯の矯正をしていて、歯に器具が装着されている状態です。
それが関係しているのでしょうか?

投稿時刻 04:39 | ぴと

2016年2月4日

歯の矯正との因果関係はわかりません。

投稿時刻 20:25 | 院長 田中

2016年2月21日

介護職を始めて一年になります。食事介助中のむせ(咳反射)への対処方法で、現場の先輩の指導に疑問を感じています。私は利用者がむせた場合、背筋と首ができるだけまっすぐなるように背部から首にかけてサポートし見守っています。それで収まるまで待ちます。落ち着いた頃、口腔を柔らかいスプーンで開き残渣物の確認をしています。最後にお茶を飲んでもらいます。それで何度もむせに直面しましたが、無事に対処してきました。
しかし、先輩の職員は背中を叩くように私に言うのですが、かえってむせがが長引きます。叩くことによって私の介護現場で見る限り、むせが長引き顔が真っ赤になり咳が出ない状態になり、バキュウーム器による吸引に至っている場合があります。
先輩に自分の意見をしっかり言った方が良いのでしょうか?

投稿時刻 17:10 | 中年再就職の介護職男

2016年2月23日

むせたときに背中を叩くことは決して間違いではないと思いますが、かえって息苦しくさせてしまうことはあるようです。気道が叩くことで狭まる可能性があるのです。ですから本当に窒息しそうなときは吐き出させないといけないし、わざと咳き込ませて吐き出させるのでやむを得ないと思いますが、むせの程度であれば咳ができるのであれば必要はないでしょう。さすってあげると楽かもしれません。

投稿時刻 13:55 | 院長 田中

2016年2月24日

早速の回答有難うございます。
1、咳を出したいような様子・表情なら咳を出させて上げる為に背中を叩く。先生の文を引用すると「本当に窒息しそうなときは吐き出させないといけないし、わざと咳き込ませて吐き出させる」
2、咳が出る場合は叩かない。先生の文を引用すると「むせの程度であれば咳ができるのであれば必要はないでしょう。さすってあげると楽かもしれません。」
3、従って、
「むせの程度であれば咳ができる」状態から「窒息しそうなとき」へ移行、別な表現をすると前者と後者との境界線を注意深く見守る。対処としては、前者の場合は背中を叩かない。後者へ移行した場合は背中を叩く事も必要である。
という助言として受け止めました。
「咳やむせといった防御反応が出ている間は大丈夫、むしろでなくなって誤嚥してしまうほうがよっぽど危ないのです。」(2013年4月17日・先生の文)
とも、書かれています。
残った問題は境界線を超えたときの観察ポイントなのですが・・・

投稿時刻 01:00 | 中年再就職の介護職男

2017年1月28日

95歳の母です。認知症で食事は全介助です。12月13日午前中に片手量もどし、すこし横になった後、昼食を半分量ら腎不全

投稿時刻 20:16 | 須貝玲子

2017年4月16日

脳出血になり母親は胃ろうから栄養をとっています。以前の病院では痰吸引が無くても大丈夫だったのですが、今の病院では、痰吸引が胃ろう前にはいつもありますがとても苦しそうで、元気なくなって来ているように思えます。看護師さんに聞くと痰は少ないようなので、出来れば痰吸引をしないで欲しいのですが、しないわけにはいかないのでしょうか?

投稿時刻 14:39 | モリ

2017年4月25日

モリさんへ 回答が大変遅れて申し訳ありませんでした。

痰が少ないのであれば、貯留した時だけでも良いように思います。
胃ろうから栄養を入れる前に吸引する必要性は必ずしもありません。栄養が逆流して誤嚥する可能性があるので痰が少ない方が良いということなのでしょう。

その病院の方針なのかもしれませんが一度主治医の先生にもお尋ねになってはどうでしょうか?

投稿時刻 14:17 | 院長 田中

2017年4月29日

12年前に関節リウマチに罹患した65歳の男性です。現在はオレンシアの点滴を4週間ごとにしています。

最近、誤嚥性肺炎と思われる症状が出てきました。何分、飲む薬が多いもので、その一部が気管支の方に入ったようです。吐き出そうとしても出てきません。レントゲンやCTも撮りましたが、肺の下部に影があるようです。煙草は15年前に止めましたし、もともと1日に食後の3本程度でした。

この病気で心配しているのは、間質性肺炎です。常に喉のあたりに違和感があり、IPSを心配しています。病気の性質上、抵抗力が落ちていますので、感染症も怖いのです。田中先生、どうしたらいいのでしょうか?

投稿時刻 10:56 | たかし

2017年5月5日

たかしさんへ

回答が遅くになりすみません。心配されているIPSのことがわかりません。特発性間質性肺炎のことでしょうか?そうでしたらIPFとなりますし、不勉強でお恥ずかしいのですが教えてください。

投稿時刻 00:55 | 院長 田中

2017年5月6日

お返事、ありがとうございます。申し訳ありません、IPFのことです。

ところで、薬の誤嚥でも肺炎の症状は出るのでしょうか? 主治医からは、オレンシアの投与はいったん中止とし、4週間後にCTなどを再び撮ったうえで、今後の治療方針を決めたいということのようです。

年齢的なこともありますが、長年の関節リウマチとの「戦い」で、体力はかなり衰えています。体重も60kg台であったのが50kgを割る有様で、もし癌だったらどうしようとか、余計なことまで考えてしまいます。

ウォーキングなども、以前は頑張ってしていましたが、最近はほとんどできていません。特に階段を下るようなときは、手すりをもってゆっくりとしか、降りられませんので、外出もつい億劫になってしまいます。それと、依然と比べ食事の量が減り、茶碗に半分ほどしか食べられなくなりました。

セカンドオピニオンをお尋ねするようで、恐縮なのですが、何とぞ宜しくお願い致します。

投稿時刻 07:30 | たかし

2017年5月7日

薬の誤嚥で肺炎症状は出ます。異物となって肺内に長期とどまれば症状も長期化します。
長期化するようなら気管支鏡で異物除去の必要があるかなど検査をする必要があるかもしれません。

特発性肺炎ではなく、リウマチの肺病変として間質性肺炎を発症するリスクと、呼吸器感染症にかかりやすくなるリスクがあります。

リウマチは免疫の異常ともいわれております。生体の免疫の60%は腸管で担われており、腸内環境を正常に保つことが重要視されています。乳酸菌などを多く摂取されると免疫能が高まります。

あと私は漢方薬で食欲を増進させたり、免疫力をつけるような処方をしております。ただし、間質性肺炎の副作用がないとは言えず、処方に躊躇される先生も多いです。慎重に投与することにはなります。

投稿時刻 10:22 | 院長 田中

2017年5月31日

65歳の男性です。7年前の脳内出血の後遺症で(認知症あり)今は寝たきりです。1年前から飲み込みが悪くエンジョイゼリーだけで生きています。誤嚥と思われる熱がよくでます。抗生剤で熱が下がります。がこれの繰り返しです。血液検査の結果栄養状態が悪く貧血もあります。90歳を過ぎた母親が生きてるうちに見取りたいと積極的な治療は望んでいません。余命はどのくらいでしょうか?

投稿時刻 13:31 | 金平糖

2017年6月2日

金平糖さんへ

なかなか答えにくい質問です。直接診療もしていませんし、やはり主治医に尋ねるのが一番だと思います。
主治医があなたの意思も尊重し、どのように関わっていかれるのかにもよります。

回答ができずすみません。

投稿時刻 00:46 | 院長 田中

2017年6月2日

お返事有難うございます。
主治医の先生も、サアーと首をかしげるくらいですので、解りにくいことだと思います。

投稿時刻 06:47 | 金平糖

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