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二日酔い

皆さん、新年あけましておめでとうございます。
年末から寒さが厳しく、風邪をひかれての受診が急増しております。
インフルエンザも増えてきております。
12月に学級閉鎖の報告もありましたが、流行が本格的になるのは冬休み明けからです。
手洗い、マスク、うがいなどの予防策をとってくださいね。

今回の特集は二日酔いです。
最近テレビで飲酒後の頭痛にアルピタンという薬のCMを見られた方がいると思います。
これは漢方薬の五苓散と同じで二日酔いの定番と言ってよい良く効く薬です。
私も飲んで帰ったら就寝前に内服することがあります。
タイムリーな話題として提供したいと思い特集としました。
参考にしてください。


二日酔いとは?

二日酔い

アルコールを摂取すると、肝臓でアセトアルデヒドという有害物質に分解されます。
この物質の毒性により引き起こされる症状が二日酔いです。
つまり二日酔いの原因はアルコールそのものではなく、その体内での中間代謝物質であるアセトアルデヒドによって引き起こされているのです。
アルコールが分解されるのに要する時間は日本酒で3合の場合、9時間かかることになります。
つまり飲む量が多く、飲み終わる時間が遅ければ、翌日も体内にアセトアルデヒドが残った状態となります。


二日酔いの症状って?

頭痛・めまい・胃痛・吐き気・胸やけ・のどの渇き・体の震えなど。
のどの渇きはアルコールの利尿作用により体内の水分が尿となって排泄される結果、脱水状態になっているためです。
多量のアルコールを飲むと急性の胃炎も起こります。


二日酔いの予防策

二日酔いは純アルコール量の摂りすぎにより起こります。
空腹でアルコールを飲むとアルコールがすぐに吸収され酔いの回りも早くなり、また胃の負担にもなって胃炎を引き起こすことにつながります。
食べながら飲むようにしましょう。
おつまみはたんぱく質やビタミンを多く含むものを中心に摂りましょう。
枝豆やジャガイモ(ビタミンCが豊富で二日酔いを防ぐ)・おくらや長芋・なめこなど(胃腸の粘膜を保護)・うめ(アセトアルデヒドの分解をサポート)・シジミやごま(二日酔い予防に有効)などがおすすめです。
また、胆汁の分泌を促してアルコールの代謝機能を高めると言われているウコンやタウリン、肝機能を活性化させるための牛乳や乳製品を飲酒前にとると良いでしょう。
自分にとっての適量を知り、それを超える量やペースにならずに飲むことが何よりの予防です。


二日酔いになった時の対策

  • 脱水を起こしているため、多量に水分を補給することが重要。肝臓でのアルコール分解には糖分が必要であるため、水分を摂るならスポーツドリンクや果汁100%ジュースがよいでしょう。
  • お茶やコーヒーに含まれているカフェインは、二日酔いの頭痛を軽減させます。
  • 胃腸薬を内服すれば、胃腸症状を緩和させることが出来ます。漢方薬で二日酔いに効く五苓散があります。
  • 頭痛に対して薬を使用する際は鎮痛薬によってはお酒との相互作用が悪い種類がありますので、薬局で相談してから購入しましょう。
  • 昔から酔い覚ましには柿がいいと言われています。柿に含まれている酵素がアルコールの分解を活発にします。また柿に含まれている果糖が糖分の補給にもなります。

迎え酒っていいの?

迎え酒を飲むと、アルコールが脳を鈍くさせるために気分が悪くなりにくいと言われていますが、結局アルコールの分解が長引くことになり好ましくありません。
前夜に摂取したアルコールの処理に疲れ果てている肝臓にさらにアルコールを入れるのは追い打ちをかけるようなもので負担を大きくするだけです。


アルコール中毒との違いは?

二日酔い

アルコールを短時間に多量に摂取すると、血中のアルコール濃度が上昇し、脳が麻痺する状態をアルコール中毒と言います。
濃度が呼吸や心臓を制御する脳幹部を麻痺させるほど上昇すれば死に至ります。
二日酔いは麻痺を起こす中毒とは違います。


チャンポンすると悪酔いするってホント?

アルコールのチャンポン自体は問題となりません。
お酒の種類が変わると、口当たりが変わり飲み過ぎてしまい、アルコールの絶対量が多くなってしまうことがよくあるため、二日酔いとなりやすいのです。


健康に問題のない適度なアルコールの量とは?

アルコールは過度な飲酒をしなければ何ら問題はなく、健康に良い面も持っています。
適量の目安は、ビールで400ml・ワインで200ml・日本酒で150ml・ウイスキーで60ml・焼酎は20度なら140ml・25度なら110ml・35度なら80mlくらいとされています。
しかしながら、アルコールの分解能力には個人差があります。
人種・性別・年齢・体重・健康状態等様々な要因が関係してきます。
日本人はお酒に弱い体質の方が約4割占めています。
また女性の方がアルコール分解能が低く、体格やホルモンも関係してきます。


最後に…

年末年始にアルコールの量が増える時期です。
大体自分でどの程度の量で酔うのか、二日酔いするのかは経験上わかると思われます。
次の日の仕事に影響が出ないようほどほどに注意しながらお酒を楽しく召し上がってくださいね。

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