田中クリニックTOP

立ちくらみ

みなさん、新年明けましておめでとうございます。
忙しくてこの特集も元旦に書いておりますが、今日は風が冷たく寒かったです。風邪や嘔吐下痢が多くなっております。また年末年始食べ過ぎたり飲み過ぎたりで胃や肝臓が疲れていませんか?健康には十分気をつけてください。
今月の特集は立ちくらみを取り上げます。長時間熱い風呂に入ったりした後なら誰でも起こりえます。原因と対処法について参考にしていただければ幸いです。


立ちくらみとは?

寝ている状態や座っている状態から急に立ち上がった時に起こるめまいや目の前が暗くなる感じ、頭がぼんやりする感じ、気を失いそうになる感じなどの症状をいいます。
貧血も原因となりますが、主には立った時の血圧や、血液の流れの状態を調節する働きが障害されて起こります。


血圧や血流の調節メカニズムについて

血液は水分であり、高いところから低いところへ流れようとします。血液が下に流れて脳に血液が少なくなり、血圧が下がっては困るので、正常な人では血圧を感知する場所からの命令で心臓の心拍数を増やしたりして血圧を安定させ、循環する血液量を維持するような機能が働きます。
これらの働きは自律神経が行い、これが障害されると起立性低血圧となり立ちくらみが起こります。


起立性低血圧とは?

低血圧は血圧の上が100より低いまたは下の血圧が60より低い場合を言います。
起立性低血圧は、立った時の血圧が、立つ前に比べて20以上低下するときに言います。ふらつきやめまいの症状があり、脳貧血ということもあります。


立ちくらみの原因は?

原因としては自律神経失調症、薬剤の影響、脊髄損傷、糖尿病性神経障害などがあります。
薬剤としては、降圧剤、向精神薬、心臓病の薬などがあります。


たちくらみの予防法

  • 自律神経のバランスを整えるために、規則正しい生活リズムを作ること。睡眠を十分にとり、ストレスがかからないようにしましょう。
  • 寝ているときから急に立たないように、ゆっくりとした動作にしましょう。
  • 塩分を摂取する~これは体を循環する血液が増え、血圧が下がりにくくなります。塩分を含んだスポーツ飲料を多めにとるのも効果的です。
  • きつめのタイツをはき、下肢の血管や筋肉を締め付けることで下半身への血流が増えることを防止できます。
  • 運動を定期的に行う。これは新陳代謝を高め、循環系の活性化を図ります。特に筋力アップトレーニングは下肢筋肉の血液循環ポンプ作用を高め、下半身から心臓に戻る血液を増やします。結果的に脳の血流が増えます。


たちくらみの薬物療法

特に効くお薬はありません。低血圧の人には血圧を上げるお薬がありますが、たちくらみに必ずしも効くとは限りません。自律神経失調症があれば、自律神経調整剤や抗不安剤などが投与されることもあります。


鑑別診断

貧血

症状としては立ちくらみよりも動いた時のだるさや息切れが多いです。

めまい

メニエル病など耳鼻科疾患からくるめまいは回転性めまいが多いです。


最後に…

院長も立ちくらみではないのですが脳貧血の経験があります。
長時間、暑い環境で汗をかきながら立っていたときに気を失いそうになりました。血圧が下がったためです。座っていて急に立ち上がれば、同じ環境下では立ちくらみも起こったと思います。
立ちくらみがよく起こる人は家庭で血圧を測っておき、受診して医師に相談してください。
一過性ですぐにおさまり、身体に異常がないようなら様子をみても大丈夫でしょう。

コメント(0)


お気軽にコメントをお寄せくださいね。

コメントを投稿


トラックバックURL

トラックバックURL:http://cl-tanaka.com/topics/shinkei/%e7%ab%8b%e3%81%a1%e3%81%8f%e3%82%89%e3%81%bf.html/trackback


コメントRSSフィード

コメントフィード

ページの一番上に戻る