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気管支喘息

みなさん、明けましておめでとうございます。院長の田中です。今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
年末からかなり寒さが厳しくなっております。インフルエンザの予防接種が少なくなってきた12月下旬よりインフルエンザの患者さんがぽつぽつと受診され、年末年始の休診になりました。
インフルエンザウイルスは寒さと空気の乾燥でかなり流行しますので年明けから本格的に患者さんが増えることが想定されます。
予防接種を受けられた方でも高熱で発症したり軽くて済むこともあります。風邪とインフルエンザの鑑別は難しいケースがありますので疑いをもたれたら受診しましょう。

今回の特集は気管支喘息を取り上げます。呼吸器内科を受診される患者さんでこの疾患が一番多いのです。私が研修医のころ(約30年前)は夜に発作の患者さんでよく起こされ診療をしたものですが、医学の進歩でずいぶんコントロールがつくようになりました。
それでも年間1500人以上の方が亡くなる病気でもあるのです。正しく理解して上手に付き合えば恐い病気ではありません。
喘息に関しては専門ですのでご相談ください。


検査・診断

気管支喘息の症状

問診、繰り返し起こる咳、呼吸困難、ゼーゼー・ヒューヒューという喘鳴などの症状と以下の検査で診断できます。

  1. 肺機能検査・気道可逆性試験:短時間作用型β2刺激薬(気道を広げ、息の通りを良くする薬)を吸入し効果があるかどうか吸入前後の肺機能で評価します。吸入前後で一秒量が200ml以上かつ12%以上改善していれば可逆性がありとして喘息の診断をしています。
  2. 血液検査:アレルギーを起こす原因物質があるかどうかアレルギーで増加する好酸球(白血球の一種)を調べます。
  3. 胸部レントゲン検査:他の病気を鑑別するための検査で、レントゲンで喘息は診断できません。


治療

喘息の治療は薬物療法です。長期管理薬と発作が起きた時だけ使う発作治療薬があります。
長期管理薬には、炎症を抑えて気道の粘膜を整えるステロイド(吸入、経口薬)と狭くなった気道を広げ、息の通りをよくする長期間作用の気管支拡張薬(吸入、貼付剤、経口薬)、テオフィリン徐放製剤、抗アレルギー薬があります。
その中でも気管支に直接作用する吸入ステロイド薬が中心となります。


喘息と咳喘息の違いは?

喘息の症状は気管支が狭まるために起こる喘鳴(ゼーゼー、ヒューヒュー)を伴う呼吸困難や咳ですが、咳喘息は喘鳴や呼吸困難を伴わず、咳が主症状となります。
咳喘息は喘息の前段階と考えられており、約3割は喘息へ移行します。
咳喘息の治療は喘息と変わりありません。


生活のポイント

症状がなくても薬を勝手に止めたり、減らしたりしないようにしましょう。
※症状は改善されても気道の炎症は続いています。風邪を引き金にぶり返すことはよくあります。喘息は治る、または、完治するのは難しいです!

  • 発作が治まりにくい時は、早めに受診するようにしましょう。
  • 即効性の吸入気管支拡張薬は、息苦しいと思ったら早めに使用しましょう。
  • 長期管理薬は毎日忘れずに使用しましょう。
  • 薬の効果と副作用についてよく理解しましょう。

吸入ステロイドの誤解

ステロイドと聞くと、副作用がきついなどのマイナスイメージで心配する人が多いですが、吸入薬は直接気管支に作用するので、飲み薬や注射薬と違い、量も少なく、全身への副作用はほとんどありません。
局所の副作用として声がかれたり口腔カンジダ(カビ)が出来ることがありますので、うがいをしっかりするようにしてください。
喫煙していると吸入の効果が半減してしまうので禁煙しましょう。
※喘息の症状を悪化させる要因を避けること、除去することが大切です!

気管支喘息の予防
最後に…

症状をコントロールして喘息と上手に付き合っていきましょう!
喘息に関しては専門ですので、質問のある方はお問い合わせください。

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