田中クリニックTOP

新型コロナウィルス

皆さん、院長の田中です。世間は新型コロナウイルスの流行で騒がしくなっております。そして志村けんさんが新型コロナウイルス肺炎で亡くなるというショッキングなニュースがありました。

コロナウイルスは以前から風邪のウイルスでもあるのですが、新型は重症化するケースがあり、基礎疾患を持っている方はかなり要注意と言えます。志村さんは喫煙者だったので、基礎疾患はなかったということですが、健康診断を受けていなかったり、受診する機会がなく見過ごされていた可能性があります。
マスクが足りない、消毒液が足りないという状況もあり、感染予防が十分できない状態ですが、石鹸での手洗い、うがいをしっかりすることでも予防はできます。不要不急の外出を避けて自分が感染しないように、大事な人に感染させることがないように気を付けましょう。
新型インフルエンザが流行した年は夏にも流行が収まっておらず、新型コロナウイルスの流行もまだまだ続くと推定されます。
今回の特集記事を参考にしていただき、認識していただくことで日々の生活に活かせていただければ幸いです。


コロナウィルスとは?

コロナウィルスとは コロナウィルスは、動物や人に感染するウィルスで、一般の風邪の原因となるウィルス4種と、動物から感染する重症肺炎ウィルス2種(SARS・サーズ)(MERS・マーズ)が知られています。
昨年12月以降、中国で感染が広がったウィルスがこれまでとは異なる7種類目のウィルスで「新型コロナウィルス」と呼ばれ、新型コロナウィルスによる肺炎などの感染症は「COVID-19・コビッド-19」と名付けられました。
数カ月でパンデミックと呼ばれる世界的流行となりました。またクラスターと呼ばれる集団での感染も各地で起こっています。


感染経路は?

  1. 飛沫感染:感染者のくしゃみ、咳、つばなどと一緒に出たウィルスを口や鼻から吸い込んで感染します。屋内でお互いの距離が近い状態で一定時間を過ごすときは注意が必要です。
  2. 接触感染:ウィルスが付いた電車のつり革やドアノブ、スイッチなどに触れ、手や指についたまま口、鼻、目に触れることで感染します。

国内の感染状況を見ても麻疹(はしか)や結核のように空気中に漂ったウィルスを吸い込む「空気感染」はしないと考えられるものの、風通しの悪い密閉空間において近距離で多くの人と会話するなどの一定の環境下であれば、咳やくしゃみなどがなくても感染を拡大させるリスクがあります。
政府の専門家会議は、換気の悪い閉鎖空間・人が密集・近距離での会話の3つが同時に重なる場で集団感染が発生しやすいと分析しています。


潜伏期間と感染力は?

WHOによると、現時点で潜伏期間は1から14日、多くは5日程度とされています。
1人の感染者から、平均2人程度に感染が広がると言われています。感染の広がり方は、自覚症状のある方からの感染が主で無症状の感染者からの感染については確定的なことは分かっていません。ただ2月26日時点で国内の感染状況を見ると、110例中83人(75%)は誰にも感染させておらず、残りの27人も半数以上は1人にしか感染させていませんでした。一方、換気が不十分なスポーツジムでは1人の感染者から9人、屋形船では12人に感染が広がった例もあります。


症状は?

発熱や呼吸器症状(咳嗽・咽頭痛・鼻汁・鼻閉など)から始まることが多く、風邪やインフルエンザと見分けるのが難しいです。
若い人では症状が出なかったり軽い症状だったりして、自分では感染したことに気づかずそのまま回復する人も多くいます。
一方、高齢者や糖尿病、心不全、呼吸器疾患などの基礎疾患がある人、人工透析を受けている人、免疫抑制剤や抗がん剤を使う人などは重症化しやすく、風邪のような症状が4~5日続いた後に強いだるさや呼吸困難が出て急に悪化する傾向がみられます。
症例によっては発症から1週間程度で重症化してくるものと考えられます。基礎疾患のある方ではない方と比べて明らかに致死率が高くなります。


感染が疑われたら

発熱や咳などの風邪症状がある場合は、感染拡大を防ぐためにも学校や仕事を休み、外出を控えましょう。
毎日の体温測定をして記録しましょう。 新型コロナウィルスへの感染の心配に限っては、最寄りの保健所などに設置される「帰国者・接触者相談センター」にお問い合わせください。
感染が疑われると判断した場合には専門外来が紹介されます。複数の医療機関を受診せず、紹介された医療機関を受診してください。受診するときはマスクを着用し、手洗いや咳エチケットを徹底してください。

姫路市コロナ関連相談窓口 【079-289-0055/午前8時35分から午後9時まで】 ●相談・受診の目安
※風邪症状や37.5度以上の発熱が4日以上続く場合
※強いだるさや呼吸困難がある場合
ただし、高齢者や糖尿病などの持病がある人は2日程度
現時点では新型コロナウィルス感染症以外の病気による場合が圧倒的に多い状況です。症状がこの基準に満たない場合にはかかりつけ医や近隣の医療機関にご相談ください。

治療法は?

現時点では新型コロナウィルス感染症を予防するワクチンはなく、根本的に治す薬もありません。
抗HIV薬やエボラ出血熱治療用に開発された抗ウィルス薬、新型インフルエンザ薬が有効でないかと研究が始まっています。
基本的には対症療法になります。症状に応じた解熱剤・咳止めなど使用し、安静にして脱水にならないように水分を十分に取ります。


家族の感染が疑われた時の注意点は?

  1. 部屋を可能な限り分けます。無理なら2メートル以上の距離を置いたり、カーテンや衝立で仕切ると感染予防の効果が期待できます。
  2. 世話をする人は出来るだけ限られた方にします。世話をする家族に感染する可能性があるため、可能な限り一人に決め、心臓、肺、腎臓に持病のある人、糖尿病の人、免疫の低下した人、妊婦の方はなるべく避けてください。
  3. 出来るだけ全員がマスクを使用してください。使用したマスクは他の部屋に持ち出さずにすぐに捨てるようにしましょう。マスクは表面のウイルスが手につかないようにゴムひもをつまんで外し石鹼で手を洗いましょう。(アルコール手指消毒剤でも可)
  4. こまめに手を洗うかアルコールで手指消毒しましょう。洗っていない手で目や鼻、口などを触らないでください。
  5. 日中出来るだけ換気をしましょう。部屋は定期的に換気してください。共有スペースや他の部屋も窓を開けましょう。
  6. 取って、ドアノブなどの共有する部分を消毒しましょう。ウィルスは物についた後もしばらく生存するので、ドアノブなどの共有部分は、薄めた漂白剤(500ml入りのペットボトルのキャップ1杯の漂白剤を500mlの水で薄めたもの)で拭いた後水拭きしましょう。トイレや洗面所は、通常の家庭用洗剤ですすぎ、家庭用消毒剤でこまめに消毒しましょう。タオルや食器は、同じものを使わないでください。ただし別々に洗う必要はなく、通常の洗濯や洗浄でかまいません。
  7. 便や鼻水などで汚れた衣類は手袋、マスクをつけ、家庭用洗剤で洗濯し、完全に乾かしてください。
  8. ゴミは密閉して捨てましょう。鼻をかんだティッシュはすぐにビニール袋に入れ室外に出すときは密閉して捨てましょう。そのあとはすぐに石鹼で手を洗いましょう。

PCR検査

新型コロナウィルスに感染しているかどうかは現在、「PCR(ポリメラーゼ連鎖反応)法」という検査で「陽性」か「陰性」を判定しています。検査ではまず感染した可能性のある人ののどや鼻の粘液をとります。PCR法はそこに含まれる新型コロナウィルスに特徴的な遺伝物質の一部を増やします。
検出レベルまで増えれば「陽性」、検出出来なければ「陰性」と判断されます。ただ、PCR法も万能ではありません。感染の初期やウィルスが少ない検体の場合は検出できないこともあります。
PCR検査は3月6日から保険適用が始まりました。
ただ感染しているかどうか不安な場合でも必ず検査できるわけではありません。帰国者・接触者外来を受診し、医師が必要と認めた場合に限られます。


感染予防の基本

咳エチケット:正しいマスクの着用(鼻から顎まで隙間なく覆った状態)
ティッシュやハンカチなどで口鼻を覆います。使用したティッシュはすぐにゴミ箱に捨てましょう。 上着の内側や袖で覆いましょう。 丁寧な手洗い:流水とせっけんを使っての手洗いが基本です。
石鹼を十分に泡立て手のひら、甲、指の間、指先・爪・手首まで洗い、15秒以上水で流した後ペーパータオル又は個人の清潔なタオルで拭きましょう。

感染予防の基本

最後に…

自覚症状がない感染者もいる状況の中で予防するにはどのように行動すればよいのか、また感染が疑われた場合周囲に感染を拡大させないためにするべきことなどをしっかりと最新の情報収集をした上で正しく恐れ、新型コロナに備えていくことが重要です。

コメント(0)


お気軽にコメントをお寄せくださいね。

コメントを投稿


トラックバックURL

トラックバックURL:http://cl-tanaka.com/topics/kansen/%e6%96%b0%e5%9e%8b%e3%82%b3%e3%83%ad%e3%83%8a%e3%82%a6%e3%82%a3%e3%83%ab%e3%82%b9.html/trackback


コメントRSSフィード

コメントフィード

ページの一番上に戻る