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インフルエンザ対策(2013)

みなさん、こんにちは、院長です。秋祭りが終わり、急に気温が下がっております。秋が短く、あっという間に冬が訪れる気配を感じさせます。
10月15日よりインフルエンザ予防接種が始まりました。今年は流行が早まる可能性があり、11月中か12月初旬までには接種しておいた方がよいでしょう。
手洗い、マスク、うがいといった予防も大事ですので心がけてください。
今回の特集はインフルエンザを取り上げました。風邪との違い、診断方法、治療法、予防接種に関する内容となっております。ぜひ参考にされてこれから流行するインフルエンザに備えていただきたいと思います。


インフルエンザとは?

インフルエンザと風邪の違い

  インフルエンザ 風邪
発症時期 12月~3月にかけて 1年を通じて
発症 急激 ゆっくり
発熱 高熱(38℃以上)悪寒を伴うことが多い 通常は微熱(37~38℃)
発熱以外の症状 節痛・頭痛・筋肉痛・全身倦怠感・咳・のどの痛み・鼻水 咳・鼻水・鼻づまり・のどの痛みなど
合併症 気管支炎・肺炎(重症化した場合脳炎) ほとんどない

【注意】:上記は一般的なインフルエンザの症状ですが、風邪と思われる程度の症状でもインフルエンザにかかっていることがあります。
微熱程度であっても、体のしんどさ、関節痛などの全身症状があれば、インフルエンザの可能性はあります。
特に周囲(家族や職場、学校など)にインフルエンザにかかっている人がいる場合は可能性を疑いましょう。
インフルエンザに感染して発症するまでの潜伏期間は約1〜3日です。また予防接種を受けている為に症状が軽くあらわれることもあります。


インフルエンザの診断

鼻やのどの粘膜を用いた簡単な診断方法があり、A型・B型の判定まで可能です。(約10分で判定)
ただし、発症後早期にはウイルス量が少なく陽性反応が出ないことがあり、時間をあけて再検査をすると陽性が確認できる場合があります。
また、早期でもウイルス量が多いと陽性と出ます。


治療

抗インフルエンザ薬には内服薬(商品名:タミフル)吸入薬(商品名:イナビル、リレンザ)点滴薬(商品名:ラピアクタ)があります。
抗インフルエンザ薬は発症後48時間以内に投与することで、インフルエンザのウイルス排出量を低下させ、発熱期間が1~2日短くなる効果があります。
咳や痰、鼻水、頭痛などの諸症状に対しては、それぞれの症状を緩和させる対症療法となります。


インフルエンザと診断された後の登校、外出(出社)について

学校保健安全法では「発症した後5日を経過し、かつ解熱した後2日(幼児の場合は3日)を経過するまで」となっています。
成人の場合の規定はありませんが、周囲への感染拡大を防ぐためにも少なくとも熱が下がってから2日目までは自宅で過ごしましょう。
咳や痰、鼻水の症状がある場合は外出を控えたほうがよいですが、仕事上休めない場合は、マスクを着用し出社するようにしましょう。


受診について

治療によって回復に向かいますが、次のような症状を認める時は、速やかに医療機関を受診してください。
治療後3日以上たっても高熱が続いている・胸の痛み・呼吸困難・息切れがする・異常行動(落ち着きがない、おかしな言動がある)・けいれん・意識障害(ぼんやりして視線が合わない、呼びかけに対する反応が鈍い)


インフルエンザの予防

予防のポイントは「手洗い・うがい」「咳エチケット」「ワクチン」です。

1.手洗い・うがい

外から帰った時など、こまめに石鹸やハンドソープを使って流水で手を洗いましょう。もし流水で手を洗えない時は、刷り込みのアルコール製剤で手を消毒するのも有効です。
「うがい」はガラガラうがい、のどのうがいをしっかりしましょう。特にうがい薬を使わなくてもよいでしょう。

2.咳エチケット

インフルエンザの主な感染経路は、咳やくしゃみの際に口から発生される小さな水滴で、それが飛ぶことによってインフルエンザウイルスを吸い込み感染します。(飛沫感染)
咳やくしゃみをしている時はマスクを着用しましょう。マスクを着用してない場合はティッシュやハンカチなどで口と鼻を押さえましょう。
また、インフルエンザ感染者がマスクをするほうが感染を抑える効果は高いと言われています。

3.ワクチン

私たちの身体は、ウイルスに感染すると、それを攻撃しようとする働きのある物質(抗体といいます)を作り、次に同じウイルスが入ってきても抗体によって感染しにくくなる働き(免疫といいます)があります。
この働きを利用したのが、ワクチン接種です。
インフルエンザワクチンは、インフルエンザの発症、重症化、死亡のリスクを下げることを目的に接種するものです。予防接種をしたからといって、インフルエンザにかからないわけではありません。
予防接種を受ける時期

インフルエンザワクチンを接種してから抗体が出来て、予防効果が発現する為には、およそ2週間かかるといわれています。
一般的には12月ごろから流行が始まりますので、11月頃に接種するのが望ましいでしょう。ワクチンの有効期間は約5か月です。
また、13歳未満は2回接種となっています。接種間隔については、より効果的に免疫をつけるには、3~4週間後に2回目を接種することが望ましいです。

4.湿度の保持

空気が乾燥すると、のどの粘膜の防御機能が低下しインフルエンザにかかりやすくなります。特に乾燥しやすい室内では加湿器を使って適切な湿度(50〜60%)に保つことも効果的です。
加湿器の代用として湿らしたバスタオルなどを干しておくのもよいでしょう。

5.十分な睡眠と栄養

十分な睡眠と栄養を取るように心がけましょう。

6.人混みを避ける

不必要な外出を控え、人ごみにいる時間をなるべく短時間に抑えましょう。
外出時にはマスクを着用するようにしましょう。

インフルエンザの予防
最後に…

これからがインフルエンザの流行る季節です。
田中クリニックでは、本年度のインフルエンザ予防接種を開始いたしました。
詳細はこちらを御覧ください。

●過去のインフルエンザの特集記事を見る
インフルエンザ対策(2010)
新型インフルエンザ対策:喘息のあるかたへ
新型インフルエンザ(H5N1型鳥インフルエンザ)

コメント(2)


2013年12月15日

仕事柄、毎年インフルエンザの予防接種をしておりますが、今年の1月にはかかってしまいました。ただ、予防接種のお蔭か風邪程度で、家の中で普通に生活できました。最近幼児では薬局で1回飲めばよい薬があると耳にしましたが、大人ではそのような1回飲めばよいと言う薬は処方してもらえないのでしょうか?症状が出なくても菌保持者なので登園・登校はできないそうですが…

投稿時刻 15:14 | もなみ

2013年12月15日

抗インフルエンザ薬で一回内服すればよい薬に関しては知りません。吸入剤はあります。医療関係者ならご存知だと思ますがイナビルという薬です。それともご質問は予防薬のことでしょうか?そうなら鼻スプレーが輸入薬でありますが詳細は知りません。保険は効かず自費となり処方はできません。

投稿時刻 18:52 | 院長 田中

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