内科・呼吸器科・AGA・禁煙外来　田中クリニック

男性型脱毛症（AGA）とは？

成人男性によく見られる髪が薄くなる状態のことです。
思春期以降に額の生え際や頭頂部の髪が、どちらか一方、または双方から薄くなってきます。薄くなっていても、うぶ毛は残っています。毛包が存在している限り、髪の毛は太く長く育つ可能性があるので治療が可能なのです。
またAGAは進行性なので早目のケアが大切です。

※他にストレスが引き金となって起こりやすい円形脱毛症やフケが原因となる脂漏性脱毛症等がありますが、脱毛症の90％以上がAGAだといわれています。

男性型脱毛症（AGA）の原因

一般的に男性ホルモンの影響や遺伝、ストレス、食事等の生活習慣病が原因と考えられています。
AGAの脱毛部にはDHT（ジヒドロテストステロン）が高濃度にみられ、これがヘアサイクルの成長期を短くする原因物質と考えられています。
成長期が短くなることにより、髪の毛が長く太く成長する前に抜けてしまいます。十分に育たない細い短い髪の毛が多くなると全体として薄毛が目立つようになります。

男性型脱毛症（AGA）の治療

抜け毛の原因物質であるDHTの産生を抑えて、抜け毛の進行を抑える薬を、食事に関係なく1日1回1錠内服します。
当クリニックでは、プロペシア（28日分7,700円）と後発品フィナステリド（28日分6,000円）、ザガーロ（30日分8,500円）を取り扱っています。
※検査、他の治療は当院ではできないため、ご希望の方は皮膚科で相談されることをお勧めします。

効果

抜け毛が減ったかどうかが効果判定の目安になり、6ヶ月服用が目安となります。
効果があって、その後に止めた場合、脱毛がまたみられやすいと言われており、長期間内服を続けることが必要です。
塗るタイプの育毛剤や発毛剤と併用しても問題はなく、むしろその方が効果が高まったという報告もあります。

副作用

副作用が発生する確率は非常に低いとはいえ、誰にでも起こる可能性がありますので、十分注意する必要があります。
性欲減退（1.8％）・勃起機能の低下（1.3％）・精子減少（1.1％）・うつ（1.0％）肝機能障害（不明：元々の肝臓機能によります。）などがあります。

内服における注意

男性型脱毛症にしか効きません。女性には効果が認められていないので服用しないでください。
皮膚呼吸する可能性もあるので妊娠中の女性や小さい子供に触れさせないようにしましょう。
前立腺癌の検査を受ける予定の方は担当医にお伝えください。検査項目（PSA）を50％低下させることが知られています。

日常生活における注意

喫煙は毛根への血行を悪くして、髪の栄養不足を招くので控えましょう。副流煙も影響を受けます。
ストレスは抜け毛の誘発因子です。睡眠を十分取って規則正しい生活をし、ストレスをためないようにしましょう。
髪の主成分はケラチンという蛋白質の一種です。そしてミネラルがケラチンの合成を促進します。蛋白質を多く含む肉類や魚、大豆製品、ミネラルを多く含む海藻を積極的に摂取しましょう。脂肪分が多くカロリーが高い食品、激辛食品は食べ過ぎないようにしましょう。

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